【番外編】障害者雇用で転職してみた

いつも舞台の感想とか上げてるブログで個人の事情のブログ上げるのはどうかと思ったんですが自分の忘備録とあまりにも情報がなさすぎて大変だったので他の方の助けになればと思い書いていきます。

お金の話も書いてるのでお金の話にしか興味ない方は目次で飛んでください

 

スペックと転職活動の話

スペック

・20代後半 女性

・障害は早産時の脳損傷による脳性麻痺

障害状況→左半身(主に下肢)が動かしにくく最近は歩行時に靴型装具を使用している

また、発達障害(学習障害)傾向があるが精神手帳を取得するレベルではないグレーゾーン

身体障害者手帳持持ち(障害年金受給対象外等級)

・小・中・高と通学時の支援もあまりなく普通学級に通い、専門学校も卒業

・就活でつまづいて就労移行支援に通い、そこでご縁をもらった職場に就職し、4年勤めて退職

・PCスキルは商業高校時代にある程度資格取っていたのと就労移行支援でも学んでいた

 

スペックを見てもらったら分かる通り、私は障害者支援らしき支援はあまり受けていない

小学校高学年まではリハビリに通ってはいたがその後はあまり通うことも無く、普通の人と同じように生きてきた

(まぁ特性で数学が全く理解できなくて数学だけ毎回赤点で単位落としかけたりしたことはある)

 

そんな人が就活でつまづいて自分の障害を見つめ直そうとハロワで紹介された就労移行支援に通い始めたところ思い返せば外れの事業者を引き足が悪いのに発達傾向を重視してコツコツできる仕事を勧められ20代前半の世間知らずの若者だった私はその言葉を鵜呑みにしてピッキングなどを主にする作業系に就職してしまった

(あと移行支援通ってると単発バイトもできないし障害年金貰えない等級なので自由に使えるお金が欲しくって焦ってたのもあると思う)

最低賃金ギリギリ上ぐらいの時給で推しのために身体を酷使して残業したりしていたけど障害傾向を理解してくれる環境に恵まれて身体はしんどいが働きやすい職場でした

ただ職場環境が大きく変わり、今までの2倍の広さとリーダー交代による特性の引き継ぎが出来ていない環境になり

(4年近く勤めてたから大丈夫と判断されたのもおかしな話やとは思う)

しかもその現場リーダーによるパワハラ紛いの言動でしんどくなり、職場で大号泣し部署異動させてもらう事になりました

(ちなみにそのリーダーは私が去った後にもパワハラ紛いの言動を続けもう1人部署異動者を出したのと従業員告発が多発した結果一番上から怒られ言動はマシになったと風の噂で聞いた)

 

部署異動させてもらった場所は重量物を扱う場所でしかも就労時間の変更や大量の残業があり身体の酷使し続けた結果何もないところでこけたり、ふらついたりなどのヒヤリハットが多発したりしたので身体の限界を感じ、健常者の友人達が20代で転職していくのをみて改めて自分の人生考えたら、転職市場で一番有利な20代で転職しなければ一生最低賃金スレスレの倉庫作業員で終わるかもしれんのは嫌って思ったので辞めました

(ぶっちゃけ倉庫作業員って最底辺に近い仕事で陰湿なイジメは多いし派遣は人格的な問題のある人多いし残業代で稼ぐブラック職場なのでストレスがすごいから逃げて正解な気がする)

 

3月末でキリよく辞めたあと、転職活動をするにあたって私はまず身体的負担の少ない環境を考えた結果事務職に転職する事に決めました

クローズで働くのも考えたけど年2回の通院や靴型装具のメンテ・リハビリが必要になった時の配慮が欲しいなと思ったのでオープンで働くことにしました

 

そうなるとまず必要なのは健常者と同じようにスキルの整理と障害による合理的配慮事項の再確認だと考えました

 

でも1人だと詰まってしまうので私は障害者雇用の転職エージェントさんを頼る事にしました

使ったエージェントサービスはatGPさん障害者の求人転職情報・雇用支援サービス|atGP

エージェントサービスを使ってスキルと配慮事項と希望条件を整理して転職活動を始めました

就労移行支援の時に整理した配慮事項の中からこれは配慮が欲しい・無くても働けたってのを整理してからエージェントさんとさらに整理して配慮事項を決めていきました。

配慮事項はプライベートなものなので伏せます。

そして希望条件として出したのが、

 

・土日祝必ず休み(完全週休二日制)

・残業月10時間(前職では20時間はしてたので半分に減らした)

・家から1時間以内

の未経験歓迎事務職

その当時はめちゃくちゃ贅沢言ったなって思ったけど今振り返ると贅沢でもなんでもないような気がしてきた・・・

 

整理した内容はハローワークにも提出しハロワとの二本立てにして転職活動をしていきました

健常者より難しいとされる障害者の転職

私はエージェントさんから紹介された求人に片っ端から応募する事にしました

難しいのは理解してるので数打ってどこかに拾ってもらおうという考えと去年みたいに夏は現場行くので忙しいと分かってたので夏までにケリをつけるつもりでいました

ハロワも含めて20社以上書類落ち・面接進むの一次止まりだったりしたけどなんとか事務職でご縁を頂き転職活動を終了しました

 

ちなみに面接での小ネタ話は、今働いてる会社の最終面接で希望年収低めですけどなぜですか?って聞かれて未経験なのと前職がそのぐらいの年収だったので妥当かなと思いました。って言ったら障害年金の有無を聞かれ貰える等級じゃないので貰ってないです。って言ったら驚かれた事

 

今勤めてる会社は前職と違い悪意がある人がいないし、聞いたら嫌な顔せず教えてくれるし、タバコ休憩OK環境なので、非喫煙者でも作業の区切りで5分休憩しても許してくれる良い環境だし当たりの企業を引けた気がする

ちなみにこれは余談だが、今の会社亡くなった祖父が勤めていた業界に近いのでもしかしたら祖父が縁をくれたのかもしれない・・・

 

転職活動した結果最低賃金で働く環境から逃れられたので嬉しかった

 

 

無職期間のお金の話

ここではお金の話をしていきます

 

3月末で退職する際に国民保険に加入したり失業保険の手続きを早めにしたいので離職票が早めに欲しいと伝えたのにも関わらず2週間経っても来ないので催促の電話を入れました

総務部からはハローワークが混んでるので時間がかかるって返答をもらったのですがその後すぐ送られてきたので催促しなきゃ後回しにされてたと思うので催促の電話は重要!!!

ただ、社会保険資格喪失証明書は退職後4日できて、その書類のコピーを使って離職票が届く前にハローワークで失業保険の仮申請が出せたので会社から送られてくる書類はコピーを取っといた方が良い

 

あとだいたい辞めるのって自己都合退職扱いで2ヶ月の空白期間ができるんだけど

障害者の場合は障害の悪化や身体的負担が大きくなって辞めたって話をすれば空白期間なく受給できるので、会社に言いづらくて濁した部分もハローワークの職員さんに伝えてみるともしかしたら空白期間なしで受給出来るかもしれない

ちなみに障害者は1〜4年間雇用保険に加入してると300日の受給期間が貰えるので失業保険の申請の際には手帳を見せるのを忘れないでください

私は身体的負担が大きいって理由で辞めましたって言ったら空白期間なく失業手当を受給できたので最終給与の支払い日からあまり開くことなく貰えたのは生活費的にもオタク的にもありがたかった・・・

(SHOCK遠征やドーム遠征を控えてたので助かった・・・)

 

また、保険や年金は年収や住環境によって違うので実家住まいの私の例になりますが、

住所は同じだが親と同じ世帯から外れる世帯分離を利用する

そうすると自分の収入や状況での判断になるので住民税や保険・年金の納付額が少なくなったり免除されたりします

また、国民保険は4月・5月が制度の都合上保険料の支払いができず6月からの支払いになるが支払いがない4・5月に国民保険抜けても保険料が請求されるし私の場合6月の上旬に抜けたけど日割りの保険料納めなきゃいけなかったのでそこも視野に入れておくと良いかも

 

私の結果はプライベートなものなので濁させてもらいますが支払いはだいぶ楽になりました

 

公的手続きの際には絶対障害者手帳を持って行き係員に見せる事が大事!

ただでさえ障害者雇用ってだけで仕事は健常者と変わらないのに最低賃金しかもらえない環境だったりするし貯金できる余裕ない場合があるなら年金や保険の免除や減額はどんどん使っていくしかないのでは??

私は障害者手帳をガンガン使って生活を豊かにしたいタイプなので嫌がる人の気持ちはわからないのですが失業した時ぐらいは手帳に頼ろうよと個人的に思います

 

私は6月の中旬に就職して失業保険保険日が200日程度余ってて再就職手当申請したらめちゃくちゃデカいお金が貰えたのでマジで手帳使って失業保険伸ばした方が良い・・・

それで新型iPhoneApple Watchと装具費の立て替えしてもお金余るから投資に回して老後に備えられるほんとに良いことづくしなので前職4年頑張って良かったなぁとは思ってる()

 

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